前フリが長かったけど、そろそろ実際にMIDIデータを作っていきましょうか。
シーケンサーの機能や使い方なんかは、実際に使っていきながら覚えていきましょう。実践が慣れるための一番よい方法です。
シーケンサーソフトは何を使ってもかまいません。たくさんのソフトが市販されてるし、音源や雑誌にも付属してると思うので好きな物を使って下さい。
ここでは使いやすい、高機能、安いと三拍子そろった、図5−1の「Music Studio Standard」というシェアウェア(驚きの2000円)を使っていきたいと思います。このソフトは以下のURLからダウンロードできます。
・Frieve Home Page(Music Studio Standard)
とりあえず登録料を送金しなくてもすべての機能が使えるので、とりあえずダウンロードしてしたらいいと思います(使いやすいので、気に入ったらシェアウェア登録をしましょう)。
初期設定のままで問題はないと思いますが、セットアップメニューの「MIDI環境の設定」ダイアログを開いてみて下さい。
デフォルトデバイスが自分が使おうと思っているデバイスになっているなら、とりあえず、適当なMIDIファイルを読み込んで再生させてみて下さい。
音は鳴りますか、第3章を参考にして音が出ないなら接続などを確認して下さい。
いよいよ、MIDIデータを入力してみましょう。
この章では、シーケンサーでのノート(音符)入力方法を主に勉強していきましょう。
とりあえず、ファイルの新規作成を選んでまっさらの状態にしてください。
図5−2の譜面を入力してみましょう。
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数値入力、ステップ入力、ピアノロール入力、譜面入力、リアルタイム入力などいろいろ入力の方法がありますが、今回はピアノロール入力でやってみましょう。
また、別の章で、各入力方法の特徴やシーケンスソフトの基本的機能をやっていく予定です。
ちなみに、「Music Studio Standard」での、詳しい入力の仕方はヘルプを見るか、「Frieve Home Page」にあるこのヘルプを参考にしてください。
なお、他のシーケンスソフトを使っている方は、そのソフトのマニュアルを参考にしてください。
そのうち、この譜面だとこの入力法でやった方がいいな、なんていう風に使い込んでいけば、自分にあった入力方法がだんだん分かってくると思います。
さらには、場面場面によって、複数のシーケンサーソフトなんかを使い分けることをするようになるかもしれません。
ちなみにおいらは、あんまり演奏が得意じゃないので、簡単なフレーズなんかはリアルタイム入力、あとはピアノロール入力を多用して曲を作っていっています。
ピアノロール入力は、縦軸に音の高さ(鍵盤が上から高い音から順に並んでます)、横軸に小節がとってあるので、音の高さと長さが直感的に把握できるというメリットがあります。
それでは、まず、図5−3のようにトラック(Tr.)001のチャンネル(Ch)の部分@をクリックして、トラック001のチャンネルを1に設定してください。
そしたら、トラック名に「No Name」、デバイス名Aにデフォルトのデバイス(図5−3ではAWE64G MIDIシンセ)が表示されます。
ちなみに、トラック名は自分で分かりやすい名前を付けるためにあるもので、通常は楽器名などを付けますが、今回は何も入力しなくても結構です。
この前準備はピアノロール入力だけでなく、他の入力の時も共通で、入力するときは必ず、どのトラックにどのチャンネルナンバーのデータを入力するのかを設定してやる必要があります(トラックやチャンネルの概念については、次の章で勉強したいと思います)。
これで、入力の前準備ができたので、ピアノロール入力ボタンBを押してください。
図5−4のような、ピアノロール入力画面が出てきます。

図5−4の左側@に、C4とかG4という文字が書いてありますが、これは音の高さを表しています。
音の高さというと「ドレミソラシ」というのを、小学校のころ習ったと思いますが、これはイタリア式の音の表し方です。
これに対応する形で英語式では「CDEFGAB」という記号で音のを表します。
一般的にDTMの世界では、この英語式を使うことが多いようです(別に決まってはいないみたいなんですけど)。
つまり、イタリア式の「ド」は英語式の「C」、「レ」は「D」、・・・・「シ」は「B」という風に対応しています。
で、「C4」の「4」なんですが、これは4オクターブということを表していて、「C4」というと、4オクターブのドということになります。
厳密に言うと、MIDIの世界では音の高さをノートナンバーという数字を扱って表しており、4オクターブのド(C4)をノートナンバー60として、半音あがるごとに61,62,・・・、半音下がるごとに59,58,・・・という風に扱います。
その右側には白と灰色の帯が並んでますが、これは、ピアノの白鍵と黒鍵を表しています。
このように、ピアノの鍵盤が横に長〜く表示してあって、どのタイミングでどの音をどれくらいの長さで鳴らすかという情報を記録していくんですね。
そして、横の方の軸Aは小節を表していています。図5−4のようなデフォルトの状態では4分の4拍子なので1小節は4部音符4つ分の長さになっています。
薄いグレーの縦線がありますが、これは1拍分の長さ(デフォルトでは、4部音符の長さ)を表しています。
いよいよ入力ですが、ピアノロール入力で、実際データを入力するためには、記録しますよということでBのボタンを押してやります。
後はマウスで音を鳴らしたい部分をドラッグしてやればいいんですが、譜面その1をピアノロール入力で行うと、図5−5のようになります。
なぜ、こうなるかは分かりますよね。
譜面は、「ド・ミ・ソ・ド・ラ〜・ド〜(初めのドは4オクターブ、他のドは5オクターブです)」なので、「C4・E4・G4・C5・A4・C5」の位置に線を引っ張っていきます。
最後の「ラド」は2部音符なので2拍分ドラッグしてやります。
楽譜の見方とピアノの鍵盤の見方は、みなさん分かりますよね。
入力し終わったら、再生ボタンをクリックしてください。
「ド・ミ・ソ・ド・ラ〜・ド〜」とピアノの音で再生されるはずです。
ちゃんと音は鳴りましたか。
たった2小節の短いものですが、他の人が作ったMIDIデータが再生されたわけではありません。
紛れもなく自分で作った曲が演奏されたのです。
とりあえず大きな第一歩を踏み出したわけですが、さっき入力したデータがどのように蓄積され、どのような形で演奏されるのか、詳しいことは何も分からないですよね。
次回は、そのあたりをちょっとつっこんで見ていきたいと思います。
| サンプルファイル 譜面1のMIDIファイル | smp05-01.mid |