第1章 シンセをパソコンに接続するメリット!

 シンセサイザーやキーボードを持ってる人って多いと思うんですよ。
 でも、ある程度鍵盤を弾ける人は活用の場が多かったと思うけど、そうでない人は結構宝の持ち腐れみたいになってるんじゃないでしょうか。

 おいらはYAMAHAのSY99というシンセサイザーを持ってるんだけど、あんまり(というかほとんど)弾けないんで、もっぱら単体でステップ入力で曲をうちこんでました。
 でも、だんだんめんどくさくなって電源を入れるのが2日に1回となり、1週間に1回となり、・・・・ってなっていくんですよね〜。

 SY99は素晴らしいシンセサイザーで、単体で使っても、ソロ演奏、マルチティンバー演奏で素晴らしい演奏ができます。
 また、内蔵されているシーケンサーも大型液晶ディスプレイを採用しているため、かなりシーケンサーとしては使いやすいシンセサイザーではないかなと思うんですけどね。
 でも、めんどくさいんです。
 大きいといっても表示できる情報量はやっぱり少ない、細かな設定をしにくい、データがほとんど英数字で視覚的にわかりにくい(ビュジュアルじゃない)。

 特にパソコンを買ってからシーケンサーソフトというものを使ってみたんだけど、シンセサイザーのシーケンサーしか使ったことがなかったおいらにとっては、ものすごいカルチャーショックを受けました。
 ステップ入力だけじゃなく、譜面入力、ピアノロールと入力方法は多彩だし、パンやベロシティなんかの設定も視覚的に分かりやすいし、なんといっても1画面に表示される情報量が圧倒的に多いし。

 で、当然おいらはシンセをパソコンにつないでDTMで曲を作っていこうと考えた訳なんですけど、実はおいらDTMの初心者なもんで、なかなかうまくいかなかったんですよね。
 まあ、そういうことを随時レポートしていきたいと思いますんで、よろしくね。
 

不満その1 プログラムチェンジ、コントロールチェンジが入力しにくい

 シンセって何種類しか触ったことがないんで、断言はできないけど、プログラムチェンジやコントロールチェンジをステップで入れていくってめんどくさいですよね。

 例えば、SY99ではステップ入力のデータモードでプログラムチェンジやコントロールチェンジ、テンポなどの情報を入力できるんですけど、数値での指定なのでかなりMIDIに詳しくないと使うことができないと思います。
 それに、入力したはいいけど、1画面に1データ(1イベント)しか表示されないんで、修正あるいは削除するときに見つけるのがかなり大変です。

 という訳で自慢じゃありませんが、おいらはSY99で作った曲に1度たりともコントロールチェンジやプログラムチェンジを使ったことはありません(使えませんでした、はい)。
 おいらがバカだからかも知れないけど、SY99を単体で使ってた時ってプログラムチェンジ、コントロールチェンジって言葉は聞いたことがあったけど、遠い世界の話だと思ってたんで。

不満その2 トラックが16トラックしかない

 SY99に限らず大部分のシンセは16トラックのシーケンサーを内蔵していると思います。
 これは裏を返せば、16トラックしかない、ってことですよね。

 Aメロはピアノ、Bメロはバイオリン、サビの部分はストリングでというふうにやってると、トラックが16しかないもんだから、結局は16音色以下に押さえて曲を作ることが多いですよね(いや、プログラムチェンジを使えばいいんだけどさ〜)。
 また、編集のしやすさから、ピアノの伴奏は1トラック、メロディラインは2トラックとかで打ち込みとかやって行くんだけど、トラックの残りがなければ、1トラックにマージしてやらなくてはならないですよね。
 まあ、だいたいの曲は、16トラックもあれば作れるんで、贅沢といえば贅沢なんだけど、窮屈ですよね。

不満その3 GM音源対応のMIDIデータが演奏できない。

 GM対応やXG対応のシンセやキーボードもあるにはありますが、多くのシンセは対応してないと思います。
 シンセに限らず外部音源も楽器店に行って見る限り対応してないというか、独自規格のものが圧倒的に多いですよね。

 不満その3は演奏できないというよりは、演奏にならないといったほうが正しいでしょうか。
 まあ、SY99をはじめシンセをを手に入れる時点で、そんなことは分かってて買ってると思うんだけどね。
 確かに、SY99はバリバリのシンセサイザーなんで、プリセットの音源を使うというよりは、音色そのものを作ったりするのがメインな訳ですよね(あんまり作ったこと無いけど)。

 そもそも、そのコンセプトからGM規格に対応にする必要は無い訳で、当たり前といえば当たり前ですね(YAMAHAのみなさんごめんなさい)。
 フォローついでに、SY99のシーケンサーは、専用ハードシーケンサー並の強力なシーケンサーが内蔵されていて、そこら辺のシンセサイザーについてるシーケンサーより、はるかに使いやすいと思います(他のシンセサイザーを使ってる人に反感を買うかな?)。

 でも、たくさんのGM規格、GS規格、XG規格のMIDIデータが演奏できないのは、ほんとに悔しいですよね。
 特に、SY99の音が素晴らしいだけに、このデータをSY99で演奏できたら、どんな素晴らしい演奏になるんだろう、と思ってるのはおいらだけじゃないはずです。
 まあ、ピアノのみとかだったら、ちょっとの修正で問題なく演奏できるんですけど、そんなデータ少ないもんな〜。

DTM化することのメリット

 というわけで、不満(というより、わがまま?)がすべて解消できるわけではないけど、パソコンとSY99(他のシンセサイザーをつないでも同じです)を接続すると、かなり改善されます(改善されると思います。今からやるんで明言は避けます)。
 とりあえず、メリットと思われることをあげます。

1 不満1については、プログラムチェンジやコントロールチェンジなどは問題なく使えるので解消できます。

2 不満2については、シーケンスソフトは数十から数百のトラックが扱えるので、これも解消できます。

3 パソコンを使うと、大きな画面でシーケンス情報を扱えるので、生産性があがります。

4 打ち込みに関して、ステップレコーディング以外に、ピアノロール、譜面入力などが使用できます。

5 シーケンスソフトを使うと、SY99内蔵のシーケンスには無い便利な機能を使うことができます。

6 システム・エクスクルーシブを使うことによって、SY99の機能のほとんどを設定することができるので、シーケンス情報とマルチ情報をMIDIデータとして一元して管理できます。

※不満3については、現在のところどうしようもないですね。
 一応、別の章でSY99の疑似GM音源化や、GM規格用のMIDIデータをSY99である程度、聞けるようにする方法も「SY99GM化計画」でやりたいんですが、とりあえず、当面はSY99用にMIDIデータを作るということで話を進めていきたいと思います。

〜第1章 End〜